カメラ一刀流を返上

カメラは1台のみで撮影に挑む主義である。
予備のボデイは持たない。レンズも選び抜かれた単焦点レンズだけを使う。
撮影する心はひとつであり視点もまたひとつ。
レンズを通して精神が集中した瞬間に真のリアリズムが見えてくる。
はずだったのだけど。あっさり一刀流をやめてスペアボデイを持つことにした。
理由はメインで使っているカメラがとっくにメーカーがテストした15万回のシャッターを超えていつ壊れても不思議でない状態でそんなカメラで毎回ロケに出ることが不安になったからです。
それに一刀流を始めたきっかけは「重くてスペアボデイを持つのが嫌」だからだった。
プロなんだから最新のカメラを買えばいいではないか。と思うのが正論だろうが、僕のように粘着気質だとカメラごとの色作りを初めからやり直しでその気力はない。
買ったのはcanon EOS M3で重さ360g。大盛りのご飯茶碗ほどの重さ。これくらいならカメラバッグの隅っこに入れてもいいか?
さっそく新しいカメラで一枚撮ってみた。食事のときに座っている椅子です。