ぜんまいとミモザ。

ぴんと張り出した、おそらくウラジロの葉。 いきおいがあって、こんなの、なかなか出会えない。 たいていは、新芽がくるっと巻いた状態で、葉っぱはあまり出ていなくて。 その姿のせいか、切り花では「ぜんまい」と呼んでいる。 さて...

いつまでお正月

の花にしておくか。 松がとれ、身辺動き出してお正月気分が、じょじょに消えていく。 そうして、その年の初仕入れをすると、 「あ。今年も動き出したなあ」と思う。 気分的には、お正月はおしまい。 生ける花にかんしては、ちょっと...

七種の日には。

意外と近くにあるではないか。 庭に、近所の畑に。今年からはじぶんの畑にも。 けっこう身近に存在する。 すぐ傍にあるとわかってから、 七種がゆは、自分で摘む方式になった。 食べられる菜と草を探して、家の周りをウロウロ。 今...

白い漆のうつわ。

ぬりものの花器も、白漆にしてみる。 ミルクティ色だけれど、漆では「白」なのだそう。 黒い漆の色が、かすれて見え隠れ。 思わず、花生けゴコロをそそります。 銅鑼鉢。という名のうつわ。 上下をひっくり返して、高台のあるお皿の...

始まりの白。

2017年、年迎えの花は、「白」をテーマにしてみました。 白い器に生ける。 それだけのことですが、 白ほど、人の解釈の幅が広く、奥深い色もないと思うのです。 まっさらな気持ちで。 白紙に返す。 白は、ものごとの始まりにも...