停滞中

カヤックを終えて海岸を眺めるひとときは良いものだ。流れる雲や沖に立つ波を見ていると飽きない。逃げるわけにはいかない仕事や天候に妨げられて少し海から遠のいている。こんな時は読書。海にまつわる人々のどうでもよい話が延々書かれている本です。時間の闇に吸い込まれるようなストーリーは正に海そのもの。「港の底」ジョゼフ・ミッチェル 上野元美訳