動いている栗林計画

土壌に分解しにくい物質には困る。栗林に残るゴミの類。ビニールやプラスチック製品の残骸は見苦しいので集めては捨てている。今回は大物を処理した。トラックの幌が出てきた。この栗林の前任者が歩きやすいように敷いたものだろう。おそらく40-50年ここにいたのだろう。分解しにくいとはいえ、永遠ではない。あと200年もすれば土にかえるのかもしれない。しかし、今は役目を終えたので処理しようとする。12分割に切り分けてビニールひもにて縛る。これならば行政のゴミ出しで持って行ってくれるだろう。ふと、幌に修復跡の縫い代を見つける。傷んだ箇所を丁寧に縫っている。しばし、手を止めて考える。これは前任者からの何か意味のあるメッセージではないかと感じる。