目には見えない厄介なもの

それは風。多少風がありさざ波が立っているけど行けそうな海。
でもこの数百メートル先にとんでもない風が吹いている。
入ったが最後、カヤックは横切ることも引き返すこともパドルを水面から上げることさえ危ない。
ここからでは目にも見えず音も聞こえず静かに笑う風。