記憶の残滓をたどる

高校の写真部時代は技法として妙なチャレンジをしていた。ミニコピーと呼ばれた複写用のフィルムを使った連作をみつけた。とても感度が低くかつ書類複写用の為ハイコントラストのフィルムでした。フィルムのもつ粒子感はほぼ感じられない仕上がりになった。まだ建設途中の新宿高速ビル群を撮っていたようです。当時はハイコントラストの粗粒子で都会を撮ることが流行っていたのでその逆だったわけです。意識していたのだろうか。現像液はボイトラー氏かD23だと思う。