クサビを使った薪割りの醍醐味は木の目を読むことにあります。強気に年輪の密なところを断ち切るか慎重に年輪に平行して打ち込むか。節からどのように逃げるか。など考えて、最初の2本のクサビを打ちます。小さいハンマーできっかけを作り決まったところで大きなハンマーで打ちます。木は完全に断ち切らずに筋を少し残したところでクサビを引き抜きます。角度を変えてさらに2本打ち込みます。年輪に交差する打ち込みだとこれで4等分になりました。これでもかなりの重さになります。さらに2回くりかえして8等分にします。こうして出来た太薪を実際に使う大きさに割ります。ようやく斧の登場です。割と最後のほうですね。