カヤックトリップ

サン・テグジュペリの「夜間飛行」という小説がある。最初に高校生のころ読んだ。航空郵便を運ぶため単発の小さな飛行機で一人夜間飛行する話だ。透明度の高い海を漕ぐと水面の感覚が無くなり空を飛んでいる気分になる。パドルが翼に思えてくる。海のうねりは気流の変化とにている。昇ったり下りたり。押したり押されたり。透明度の高い海は、不安定で孤独だ。なぜか、「夜間飛行」という小説を思い出す。