富士山を背中に南に漕ぐ。ハタから見ると好き勝手に進んでいるようだが、わりと方位を決めている。大きな目的地の前にとりあえずの目標を定める。たいていは岬だ。視認できればその方角をコンパスに置き換える。見えなければ地図の上で現在地をさぐり目標の角度を割り出す。とりあえずの目標を通過したらまた次の目標をたてる。この繰り返し。なぜ、目で見える目標をわざわざ数値化するのだろう。意味なんて無いのかもしれない。伊豆の海は限りなく美しく誰もいない。「方位180度」と叫んでみる。
kayak trip


富士山を背中に南に漕ぐ。ハタから見ると好き勝手に進んでいるようだが、わりと方位を決めている。大きな目的地の前にとりあえずの目標を定める。たいていは岬だ。視認できればその方角をコンパスに置き換える。見えなければ地図の上で現在地をさぐり目標の角度を割り出す。とりあえずの目標を通過したらまた次の目標をたてる。この繰り返し。なぜ、目で見える目標をわざわざ数値化するのだろう。意味なんて無いのかもしれない。伊豆の海は限りなく美しく誰もいない。「方位180度」と叫んでみる。