強い夏の光と。

夏の強い光が、
玄関にさしこむようになったら、この花入れの出番。

白くて強烈な日ざしは、じりじりと焼けるように暑い。
できれば浴びたくないし、できれば避けたい。
もちろん花にもよくないのだけれど。

午後のいっときだけさす光が、花入れの質感を浮き上がらせる。
たっぷり吸水させた、緑のひと枝を。

ある意味、光が主役の花。

花 ツリバナ
器 掛花入れ 林友子